マンション購入記

デメリットが大きい高圧一括受電マンション

2022年12月19日

こんにちは、ナオキです。
久しぶりにブログを書きます。9月から仕事が忙しくなり、月間80時間位残業の嵐だったのでブログを書く気力も起きずの状態でした。
さて、今回は久しぶりのマンションネタで高圧一括受電マンションのメリット、デメリットをお伝えしたいと思います。私個人としては、メリットよりデメリットが大きく感じられたのでこのようなタイトルにしています。

それでは行ってみましょう。

高圧電力の一括受電とは

一括受電とは、マンション全体として単一の電力契約を結び電気料金の単価(kWh)を下げて安く電力を調達する契約です。簡単に言うと大口契約ですね。

一括受電で電気料金が下がるなんて良いじゃない!と私もマンション購入時に思っていた時期がありました。実際どのようなメリット、デメリットがあるのかご紹介します。

メリット

電気料金が下がる

電気料金の単価(kw/h)が下がりますが、微々たるものです。値引き額は、共有部で2割、専有部(各戸)で5~8%ほど。
東京電力のスマートライフLの料金に連動していて、昨今の電気料金が上がると連れて上昇します。

■スマートライフL(1kWh)
日中:25.8円
深夜:17.78円

■一括受電(1kWh)
日中:23.98円
深夜:16.52円

日中、深夜共に1kWhあたり1~2円しか下がりません。

デメリット

高圧受電設備の費用が別途かかる

マンション側で高圧受電設備を持つことになり、毎月440円の使用料がかかっています。
電気料金が若干安くなっても相殺されて旨味が無いです。

オール電化の場合、契約アンペアが大きくなる

我が家はオール電化マンションです。契約アンペアが80Aの1プランしかなく、基本料がかなり上がります。
賃貸の時の契約アンペア基本料は、30Aで858円でしたが、80Aだと2,127円となり基本料だけで年間15,600円も電気代の値上げとなります。

(参考)東京電力

ご契約アンペア(A)10152030405060
基本料金(円/月、税込)2864295728581,1441,4301,716

一括受電契約が10年契約

マンション管理会社と一括受電会社と契約が10年契約となっており、契約期間内に更なる電力自由化のような施策に柔軟に対応できません。割高な契約を10年間してしまう可能性があります。

3年に一度法定点検による大規模停電がある

今月法定停電があったのですが、結構な時間停電したのでこれも一括受電ならではのデメリットです。これについては別途記事にする予定です。

最後に

今回、高圧一括受電マンションのメリット、デメリットについてご紹介しました。
電気料金の単価が数パーセント下がっても、それ以上に他の料金が上がってしまったり窮屈な契約形態だったりとデメリットの方が大きく感じられました。
個人的な感想となりますが、もし次マンションを買い替えする場合は、高圧一括受電マンションは選ばないかなと思います。
最後までお読みいただきまして有難うございました。

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